徒然なるままに

日々感じる事をままに

家族、世間

わたしは自分の生い立ちをよく覚えている。

父の社宅の頃から。

2歳下の妹は重度の自閉症。母親からはよく平手打ちを食らっていた。

幼稚園に上がる頃には母親に見捨てられるのが怖くてよく脱走していた。

妹の事でからかわれることもよくあり。

祖父は元軍人だった。戦争の話をしてよく酒を飲み軍歌を歌っていた。

祖母はうつ病だったらしい。

よくある姑の嫁いびりも激しく、母親に泣きつかれたり、誰も相手にしてくれないと祖母に泣きつかれたり。何をしているのかわからない叔父に躾のためか押し入れに閉じ込められた事も忘れる事もできない。

小学校の高学年の時か、世間向き裕福な家柄からくる僻みからのかイジメに耐えかねて登校拒否になった事もある。

学校は学校で出生差別あたりまえ、戦場である。

農業高校では友人は一人もおらず、本ばかり読んで、音楽ばかり研磨していた。わたしは若干畏怖の対象だったようでもある。

2度目の10歳差別は相愛の時。

金持ちだとか当たり散らされ、暴力に耐えかねて辞めた。

わたしの厭世気質はそこから始まったのかも知れない。

家族関係にも世間関係にも懲りたのだ。

本に逃げる日々が続いた。

立ち向かう事からは逃げてはいけない。

声楽のS師匠からは何事も一生懸命することを教わった。

まだみぬ自分のような人に会えることを願っている。